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2013年7月22日月曜日

AdWordsとSEO対策ではどちらが費用対効果が高いのか




AdWords(アドワーズ)とSEO対策で費用対効果が高いのはどちらなのか?


今回の題名はAdWordsとしていますが、いわゆるクリック保証タイプのネット広告というやつですね。

これらの広告を出稿するのと、検索エンジン最適化、つまりSEO対策で上位を目指して行くのではAdWordsとSEO対策のどちらの方が費用対効果的に高いのかという部分について僕なりの考えを書いてみます。






アドワーズはお金を払う事を前提に上位表示の広告を掲載できる


AdWordsはGoogleが運営している検索エンジンなどで検索キーワードごとに出稿出来る広告のことです。
ワンクリック何円単位で課金されるため、見られた分だけお金が掛かるというシステムになっています。

しかし、AdWordsの場合、ビッグキーワードと呼ばれる多くの人が検索してくるであろうキーワードに関して言えば多くの業者がキーワードごとにクリック単価を入札して表示位置を決めるカタチとなってしまうので同じキーワードで大企業と張り合うような場合は資金力の差でなかなか勝つ事は難しい=検索結果下部や次のページなどアクセス数が少ないページにしか表示出来なくなる事もあります。

また、ワンクリック何円とは言ったものの例えばクリック単価が10円でも100回クリックされた時点で1000円になり、1000回クリックされると1万円とあっという間に請求額が大きくなってしまったりもします。

SEO対策を上手くやればタダで上位表示が出来る。


一方、無料で上位表示をさせることで上記のアドワーズのように金額をかけずにアクセス数を増やす方法などをSEO対策と呼びます。費用対効果という面では勝手に有力なキーワードで上位表示される事が一番ではないかと思います。

ただ、SEOについては過去の記事でも何度か書いていますが、一定の評価を検索エンジンから得なければ上位に表示させる事は難しいと思います。

主な評価基準というのは、「他のサイトからの被リンクの数」や「サイト内コンテンツがどれだけ充実しているか」などとなっており、最近ではどれくらいのアクセス数や訪問者の滞在時間があるのかさえ対象になって来ているとも一部で言われています。

ECサイトなどの場合独自ドメインを取得する事が多いと思いますが、ドメインの歴史、つまりどれくらい前から存在していたドメインなのか、また、そのドメインがどのジャンルでどの程度支持されてきたのかなどの要因があるようで、初めてサイトを立ち上げてドメインを取得した場合だと、そのドメインが信頼に値するのかを見極める期間が長くなってしまいある程度検索に引っかかるようになるまで我慢が必要と言われています。

正直、SEO対策にお金をかけても上位に行ける保証は全くない


そこでSEO対策を行い上位表示をさせますという業者「SEO対策業者」なる企業が多く存在していますが、検索結果で上位表示出来るかどうかはGoogleなどの検索エンジンが決める事であり、その評価基準も明確に公開されていない為、確実に上位表示出来るという保証は全くありません。

時々、何万円で絶対上位表示させます!とか言うSEO業者も居られますが、、、この手の業者は結構ヤバいので気をつけた方が身の為です。正直SEO対策に何十万円かけても順位が上がる保証は全くないです。

広告と検索順位を上手く両立させて行くのが最善だと思う。


僕個人の意見ですが、ECサイトなどが初めてドメインを取得してサイト運営を開始するとき、予めサイトはきちんとした状態で完成させている事を前提にしてAdWordsやYahoo!などの広告とSEOを利用した宣伝の仕方を考えてみました。



まずサイトを完成させる。


まずはここから。方向性やデザインが定まったある程度完成されたもので臨みましょう。

もし自分のサイトや自社のサイトで前から所有しているサイトがあればそこから新しいサイトへリンクを貼る。


もしも古いサイトやページランク(Googleが付けた一定の評価ランク)の高いサイトを所有しているのなら新しく作ったサイトにリンクを一方的に貼ってみる事をお勧めします。これが被リンクとしてカウントされます。また、ツイッターやFBなどのSNSを同時並行で進める事で、それらも被リンクになってきますので効果的だと思います。

最初は検索からの流入は少ないのでネット広告でのプロモーションを行う。


最初から検索結果の上位に表示出来るサイトは例えば芸能人のサイトでマスコミのサイトから一斉にリンクが付いた場合や製品の販売元や有名企業などから一斉にリンクを貰った場合など何かしらのバックや繋がりがなければ難しいです。

最初はまず知ってもらうところからなので、SEOには頼らずAdWordsなどの広告を利用したプロモーションを行った方が無駄がありません。
広告も大量に出すのではなく、興味のありそうな人に集中して知ってもらうことに徹していく方が効率的で費用も少なく済みます。


AdwordsやSEO対策を行う前にしっかりとしたサイトを作っておく。


今回はAdwordsとSEOの費用対効果やコストパフォーマンスについて書いていますが、どちらにしてもコンテンツ=サイトの内容や扱っている商品、商品ページの充実などがきちんとされていなければ利益的な部分に繋がらないので対策や広告を行うのはしっかりとしたサイトを作ってからにするべきだと思います。

商品数を増やして行くなどコンテンツを更新し充実させて行く。


更新を毎日続けていく事で結果的にページ数やコンテンツ内容の充実に繋がり、サイトが評価されやすくなって行きます。
内容の濃いページが増えれば、それが検索結果からのアクセス数の流入に繋がって行きます。
例えば10ページで商品名と品番だけ書いてあるサイトと、100ページで商品やサービスについての細かな情報が記載されたサイトでは後者の方がアクセス数が増えやすいですし、商品やサービスの購入にも繋がりやすくなってくるはずです。



上に書いた流れを続けて行くと経験上アクセス数や売り上げは上がってきます。


このような流れを諦めずに続けて行く事で半年から一年くらいである程度流れに乗るようになってきます。
サイトによってはもっと早く評価される事もあれば、もう少しかかってしまう場合もありますので全てがとは言えませんが、ニッチな商材やサービスでも一定の支持があるものなら可能だと考えています。

逆に一年半とか2年とか経っても全くアクセス数が増えない場合、そのテーマや扱っているものやサービス、価格帯などで、それら自体を求めている人が殆ど居ないという可能性が高いため残念ですが根本的に考え直さなければならないかもしれません。


時間をかけて良質なコンテンツに育てる事+AdWordsとSEO効果の積み重ねが収益を生み出す。


僕自身はこれに尽きると思います。検索する側、商品やサービスにお金を払う人にとってどれだけ有益かどうかという部分が様々な要因を複合した「評価、信頼」となっていくのだと考えますのでそれぞれに手を抜かず見る側にとって良質なコンテンツであることを常に目指しながら作り上げて行く事が大切で、広告出稿でのコストパフォーマンスも良いのではないかと思っています。

あと、個人的に上位表示出来た方法としては、

「最初からSEOばかりを意識して作るのではなく、コンテンツを制作し、一度公開してみて手直しを行いながら検索結果にマッチ出来るようなコンテンツを徐々に作り上げる」

でした。

逆に最初からSEOを意味も分からず試しまくったサイトはペナルティを受けて圏外へ飛んで行ってしまったので安易なSEOは絶対しない方が良いです。。。

結局、そのサイトはその後長期間にわたり低迷した為、検索結果からの流入はほとんど無くなってしまい全てをAdWordsとYahoo!の広告からの流入に頼る事になってしまいコストパフォーマンス的には最悪になってしまったので安易にSEOっぽいことを行うのはそれなりの覚悟とダメもとで割り切って行う以外には全くおすすめできません。